実は今日、やってしまいました。
仕事の帰り道、雨が降る中レインコートで自転車に乗り、急いで帰宅する途中…
スッテンころりん!スッ転びました😭😭😭
そして、「痛いーーー」と思わず叫びました!
近くにいた人が「大丈夫ですか?」と声をかけてくれたので、恥ずかしくて「大丈夫です。」と即答しましたが、左の膝がジンジンしていて、見るとズボンが破れて血で汚れていました…
このチノパン、履くと少しだけ足が細く見えるようでお気に入りだったのに(涙)
そして、私の自転車は電動自転車なので倒れてしまうと起こすのに重い!
そこから半泣きで何とか家に帰りました。
前置きがとっても長くなりましたが、
この事があったので、今日は
転んだ時の傷の手当て
について、調べてみました。
保育園でも子供達はよく転びます。気を付けて~等と偉そうに言っていますが、暫く言えないなぁ…(笑)
「切り傷」や「すり傷」などの創傷(そうしょう、きずのこと)の治療法はこの10年で大きく進歩しました。
従来行われてきた消毒薬とガーゼを用いた治療法から、洗浄(傷を洗ってきれいにすること)と被覆材(ひふくざい、傷をおおうさまざまな材料のこと)による治療法に変わってきています。
私が子供の頃は「オキシドール」を傷口につけて、白いアワアワシュワシュワが出てくるのが不思議で面白くて、痛いのを我慢して母に消毒してもらった記憶があります。
傷を消毒するのはずっと当たり前だと思われていて、化膿(かのう)すると傷が治らないので消毒して化膿するのを防ぐということでした。
しかし、消毒薬は傷を治そうとする皮膚の細胞に害があること、消毒薬で細菌を完全になくすことができないこと、
皮膚に少し細菌がいても傷は治っていくこともあり、
消毒することで傷の治りを遅くすることが分かってきたため、消毒薬はほとんど使われなくなってきました。
それに代わって、傷にいる細菌や老廃物などを洗い流すことが傷の治りを促進することから、水道水や生理食塩水、時には石鹸などを使って傷を洗うことが推奨されてきています。
傷にガーゼを当てるのもずっと当たり前と思われてきました。けがをすると傷から出血して、それが固まって痂皮(かひ、かさぶたのこと)をつくります。
傷からの血液や体液を吸い取るためにガーゼを当てますが、ガーゼに吸い取られた血液や体液は乾燥してガーゼが貼りつきます。
そしてガーゼを取りかえるたびに乾燥して固まったものがはがれ、はがすときはとても痛いし、再び出血したりしていました。
傷が治るには皮膚の細胞が増えて傷をふさいでしまう必要があります。皮膚の細胞は乾いてしまうと死んでしまいます。そのため、かさぶたに守られたその下の乾きにくい部分で何とか細胞が増えて治そうとするのです。
しかし痂皮にはガーゼがくっついてしまうため、ガーゼをかえるたびにはがれて細胞が乾き、傷の治りは遅くなってしまいます。
そこで傷を乾燥させない湿潤(しつじゅん、しめっていること)状態をつくって傷をおおう被覆材がいろいろ開発されてきました。
湿潤状態では細胞は生き生きと増え、けがでえぐれた部分も埋めて皮膚がおおわれていきます。
そのような理由で、最近は直接ガーゼを傷に当てることはあまり行われなくなっています。
すり傷や切り傷では、止血効果のある被覆材で止血したのちに、しみ出てくる体液を吸収して傷は乾かさないような被覆材を貼ります。
被覆材の種類はさまざまです。貼ったままでシャワーや入浴もでき、濡れてしみることもなく、大変便利です。
指などに使用する小さい被覆材は普通の薬局で購入できます。
また、食品用ラップを傷に直接貼って、その上に体液を吸い取るためのガーゼを当てることもあり、ラップ療法と呼ばれています。
ラップは傷に決してくっつかず、傷を乾かすこともありません。
広い範囲のすり傷などでは大変便利です。
褥瘡(じょくそう、とこずれのこと)にも使用されます。
傷の治療法はこのように近年大きく変わってきており、より早く治すことができるようになってきています。
調べて色々理解はしたのですが、
今日はパジャマやお布団が汚れてしまうのが嫌なので、ガーゼを当てて寝ることにします(笑)
そして、明日は子供達に
♪痛いの痛いの飛んでいけ~♪をしてもらおうっと(*^^*)